« 官僚政治へのペナルティーは賃金カットから | トップページ | 東大解体闘争後40年 »

道州制の基本的意義は東大官僚支配の中央集権制の打倒である

道州制の制定のみならず基本構想そのものを決める法案が先送りされた。この国の御用学者集団である東大主導の有識者会議なるものの常套手段である。しかし、今回ばかりは先送りは是である。理由は政府官僚がまとめる制度の基本理念など、噴飯物であるからだ。

東大主導の官僚が考え出す政治制度改革など政治不信や批判をかわす卑劣な衣替えに過ぎないからだ。すなわち、地方分権とか地方自治の拡大という美名に隠れて、腐敗した官僚組織と中央集権制を合法的に延命させる仕掛けと理念が含まれている。

それ故、東大有識者-官僚を排除した検討の場でこそ、この本物の日本の民主政治実現のための制度や法律は構築されるべきだからである。そして官僚の代弁者である東大法学部卒の、有体に言えば知的能力に恵まれない鳩山邦夫総務大臣が指示したという制度改革の意義を決める法案成立を先送りすれば、それは現行の腐敗した官僚支配政治を延命させることと同じ意味を持つ。

制度理念を批判して延期を要請すること、最初から悪意が仕込まれた法律成立を先送りすることは、既得権の悪弊を温存させようとする官僚の常套手段の思惑と一致する仕組みなのだ。

国民が気がつけば、小泉-竹中構造改革は悪政の極みとされ、政治と行政の改革ははるか彼方に後退させられている。しかも政治や行政改革を叫ぶ野党であっても、この東大官僚主導主義に毒されて、自民党内部から立ち上がる反官僚勢力を完膚なきまでに叩き潰そうとする。

かくして、日本の野党も東大権威主義の大きな傘の下で、日本の後進的官僚支配中央集権制の政治運営を反体制の側から推進する共同正犯であったのだ。東大は、誰一人、合格する自信も確信も持てない席取り競争に勝つた者が進学する学校である。点数競争の暗記学習に成功して運よく人より高い点数を取っただけの人間が進む学校である。

そしてこの学校の卒業証書を持つことで官僚でも学界でも、法曹でも、一昔前なら銀行などの御用企業でも、排他的な利権の恩恵に浴せるが故に、人格貧しく、能力無き者達が望む立身出世の唯一無二の手段となってきた。真の学問を欲するものは、この入学の動機と刻苦勉励の暗記作業など、はなから拒絶するに相違ない。

すなわち、東大が最高の競争点数である限り、東大は学問の府に相応しい人間の選抜に失敗してきたことを物語っている。学問を志す者にあるまじき権威主義を最初に選択した者達が進学した学校であったからだ。それ故に、明治の近代化革命に成功したこの日本は、東大官僚、戦前にあっては東大と並び称された陸士・海兵卒軍事官僚によって亡国したのである。

百年に一度の世界的経済恐慌の前夜は、この世界に優れる日本人と日本の国家が世界的にも主導的立場に立てる、やはり百年に一度のチャンスであったはずである。しかし東大が養成した官僚や有識者なるもの達のかくも浅ましい性根のために、この麗しき日本民族と日本はその機会を失い、能力で劣る西欧、アジアの他民族の後塵を今も拝し続けているのである。

この国の構造改革の原点は、40年前の東大解体のスローガンに謳われた日本の教育の革命的革新である。

連帯サイト:日本の政治を糾弾するhttp://www.kyudan.com/index.htmにも公開させて頂いています。

|

« 官僚政治へのペナルティーは賃金カットから | トップページ | 東大解体闘争後40年 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/512857/43542762

この記事へのトラックバック一覧です: 道州制の基本的意義は東大官僚支配の中央集権制の打倒である:

« 官僚政治へのペナルティーは賃金カットから | トップページ | 東大解体闘争後40年 »