国民主権と官僚支配との闘い
民主党代表が小沢から鳩山に代わり、鳩山が明瞭に『官僚政治の打倒』を表明したことはこの国の政治闘争にとって真に正しい争点の呈示であった。同じ東大の卒業生であったけれども、官僚出身で官僚政治の生き残りを容認する岡田代表であったなら、恐らく日本の政権交代は10年以上、先延ばしされ、こんどこそ日本は崩壊の危機に瀕する事態になったはずである。
このブログの最大の主張は、自由主義と社会主義の闘争ではなく、世界に冠たる社会主義的官僚の中央集権政治、今では利権にまみれた腐敗と後進的政治に堕した自民党政権の抜本的な改革である。それ以外の政治思想的な論争は全く意味を持っていない。
自民党も民主党も、目指すべき政治は国民主権の政治である。そこでも政治上の争点は官僚支配政治の継続か地方分権に象徴される国民本位の政治の選択であるかが問われなければならない。しかし不幸なことに、官僚主義というより、今では官僚依存に堕した多くの議員を囲う自民党と、官僚容認、社会主義容認の議員を囲う民主党という姿が透けて見える。
社会主義や共産主義というのは『大きな政府』を必要とする中央集権制の国家構造である。社会福祉とこれらは別の範疇のことで、社会主義であろうが自由主義であろうが、国民の需要がある限り発動される政策の項目である。そして大きな政府は中央集権制であるから現在と同じ中央政府の官僚機構を必要とする。ここに大きな問題を含み、多くの日本人はそれを選択しないはずだ。
民主党が自民党を打倒して政権を樹立したときに、恐らく連立で内閣を作るはずである。そのときには、政治闘争の争点がそうであったように、地方分権を目指し、国民が我が手で作れる政治が実現されるように、広く官僚政治を否定する勢力と連合する必要がある。決して中央集権的な労働組合や社会主義の論理に妥協しないことである。
この日本は鳩山由紀夫が示したように、総額230兆円の国家予算の10%以上が浪費されてきた。民間企業の平均を3割上回る公務員人件費だけでも35兆円にも上る。国民無視、国民蔑視の官僚政治を絶つだけで、この国に欠けている国民の健康や老後を保証する国家機能の財源確保は容易なことである。
矛盾や不公平に満ち溢れているこの国の構造を改革するために、我々はこの国民主権と官僚政治との闘争が救国の政治闘争であることを再度、認識する必要がある。 連帯サイト:日本の政治を糾弾するhttp://www.kyudan.com/index.htm にも公開させて頂いています。
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